2014年11月16日〜22日、パナマ運河庁(ACP)とパナマ海事庁(AMP)は、国土交通省海事局との『海事政策対話』の開催、そして『パナマ運河の拡張計画とパナマ海事政策に関するセミナー』への参加を目的として来日しました。
パナマ運河庁からはホルヘ・キハーノ長官を筆頭に、オスカール・バサン市場調査分析局長、シルビア・マルッチ市場調査分析課長の3名、そしてパナマ海事長からはアグスティン・モレノ副長官、フェルナンド・ソロルサノ商船局長、ホセ・ルイス・オルテガ商船局海上保安部門チーフの3名が来日しました。
来日期間中、パナマ運河庁の一行は日本船主協会の役員メンバーや海運業界・エネルギー業界の主要企業とミーティングを実施し、パナマ運河のサービスや米国から日本へのシェールガスの輸送について意見交換をしました。
パナマ海事庁の一行は、パナマ大使館と在京在神戸両パナマ領事館の協力のもと、愛媛県今治市にて海事セミナーを開催しました。また神戸市内においても神戸領事館企画のもと海運業界の企業とワーキングランチを実施し、パナマの海事政策について説明をしました。
さらに、パナマ運河庁とパナマ海事庁は西村明宏国土交通省副大臣へ表敬訪問し、その後同省主催の『パナマ運河拡張計画とパナマ海事政策に関するセミナー』に参加しました。
来日中には、パナマ運河庁とセルバンテス文化センター東京の共催で、パナマ運河100周年を記念した二つのイベントを開催しました。一つ目は初の日本語訳出版となったパナマの著書であり、パナマ鉄道の建築を題材とした歴史小説『黄金の馬』発表会、二つ目はパナマ運河の写真展です。
来日中の行程にはリッテル・ディアスパナマ共和国臨時代理大使とラファエル・アパリシオ・セデニョ在神戸パナマ共和国総領事が同行しました。

パナマ運河100周年記念写真展で開会の挨拶をする、(左から)小林麻紀外務省中米カリブ課長ホルヘ・キハーノパナマ運河庁長官、リッテル・ディアス臨時代理大使、アントニオ・ヒル・デ・カラスコセルバンテス文化センター東京館長