2018年1月31日から2月2日、パナマ-今治市姉妹都市協定40周年記念に際し、パナマの運輸及び海事インフラ見学のため、今治市より視察団がパナマを訪問しました。
視察団は越智博副市長に率いられ(菅良二市長が病欠のため)、今治市議議長や主要な船舶企業の重役などによって構成されました。パナマ訪問中、リッテル・ディアス駐日パナマ共和国大使及びラファエル・アパリシオ在神戸パナマ総領事が、一行に同行しました。
視察団はまず、パナマ運河のココリ及びミラフローレス並びにアグア・クララ閘門を訪れ、拡張後の運河やネオパナマックス船の航行を観察しました。ミラフローレス閘門では、パナマ運河庁ホルヘ・キハーノ長官招待の昼食会合に参加し、運河通行料や、パナマ運河が展開する運河以外のビジネスについて意見交換を行いました。
続いて一行は、パナマ海事庁への表敬訪問を行い、在東京及び神戸パナマ総領事館主催の夕食会へ参加しました。夕食会には海事庁よりホルヘ・バラカット長官及び庁員が参加し、パナマ船籍がもたらすメリットなどについて視察団員と意見交換を行いました。また夕食の間、一行はパナマの伝統民謡の催し物を楽しみました。
翌日、視察団は大西洋側の免税特区コロン・フリー・ゾーンを訪問しました。ここでは、マヌエル・グリマルド総支配人より同特区のインセンティブや、パナマ立地を活かしたロジスティクスサービスについてのプレゼンテーションを聴講しました。
また一行は、同特区に進出している日系企業Koyo Latin America S.A.,を訪問し、コロン免税特区を通過し、中南米地域へ流通する商品の輸入や再輸出に係る運輸及び倉庫業での利便性について意見交換を行いました。更に、一行はパナマ・ポートカンパニーの招待によるバルボア港への視察も行い、港湾インフラやコンテナー関連業務などを観察しました。
この今治視察団には、たくさんの主要な船舶企業の重役が参加し、日本においてパナマ船籍やパナマの運輸業における重要性を促進する大切な機会となりました。