駐日パナマ大使館、ラテンアメリカ・カリブ諸国駐日大使グループ(GRULAC)副幹事国に就任 « EMBASSY OF PANAMA IN JAPAN

駐日パナマ大使館、ラテンアメリカ・カリブ諸国駐日大使グループ(GRULAC)副幹事国に就任

2018年7月9日、駐日パナマ大使館は、ラテンアメリカ・カリブ諸国駐日大使グループ(GRULAC)2018年下半期の副幹事国に就任しました。

今期第一回目の会合はGRULAC副幹事であるリッテル・ディアス駐日パナマ大使により、ラテンアメリカサロンにて開催されました。

本会合は、松前国際友好財団渡辺洋介事務局長によるプレゼンテーションから始まりました。渡辺氏は、当財団による世界各国で適用される科学分野に関わる修士号及び博士号の奨学金制度について説明し、中南米カリブ諸国で同制度を広める意向について言及しました。

続いて、火山学者であり東京大学名誉教授の藤井敏嗣氏により、日本の火山の状況について講演がありました。

藤井氏によると、日本には111が活火山として認定されており、うち50がより活発な活動がみられるとし、24時間体制で観察されているそうです。また、富士山の火山活動が観測されたのは1707年、つまり300年以上休眠状態にあるにも関わらず、将来的に活火山となる可能性があるとのことでした。しかしながら、その変化の時期については特定が難しいとのことでした。

GRULACでは、中南米カリブ諸国と日本での学術協定の促進を優先事項として掲げており、様々な分野での協定を締結すべく活動を行っています。

また、GRULACは日本文部科学省に対し、大学入試センター試験の「外国語」における選択言語のひとつにスペイン語を導入するよう、さらに中学校教育でスペイン語教育を導入検討するよう依頼をしました。

一方GRULACでは、地震、津波、火山噴火など大規模自然災害が発生した際に、GRULAC諸国間共通の緊急時マニュアル作成を進めています。当パナマ大使館は副幹事国として、同マニュアル作成を促進していきます。