2015年4月6日〜8日、東京で開催されたパナマ運河諮問機関会議に出席するため、ホルヘ・バラカットパナマ海事庁長官が来日しました。
来日中、バラカット長官は、日本の重要な海事関連企業である川崎汽船株式会社、日本郵船株式会社、株式会社商船三井、そして日本船主協会を訪問し、パナマ船籍のご愛顧に対し謝意を表するとともに、フアン・カルロス・バレラ政権下での新しい海事政策について報告をしました。
また、海運業界に対する技術サービスの品質維持を目的に世界各地に設置されているSEGUMAR/セグマルオフィス(パナマ海事庁商船局海事保安部門)の新しい出先事務所が愛媛県今治市に開設される件に関しても報告をしました。
海事専門新聞を発行している海事プレス社によるインタビューでバラカット長官は、パナマ船籍に関わる業務運営の透明性や品質向上を含めた今後のサービス拡充の展望について説明しました。
国土交通省とのミーティングでは、パナマ日本両国間の海事協力強化だけでなく船籍運営の世界的水準向上についても尽力していく旨述べました。
またこの来日中にバラカット長官は、アジア太平洋地域における寄港国船舶検査等を支援する公益財団法人東京エムオウユウ事務局を訪問しました。長官はパナマの東京MOUへの加盟申請書を手交し、岡田光豊顧問により受理されました。現在、パナマはその船籍運営水準の高さから東京MOUのホワイトリストに掲載されています。
これらのミーティングには、リッテル・ディアス駐日パナマ大使、サムエル・ゲバラセグマル東京オフィスチーフ、在京パナマ総領事館の職員が同行しました。