2015年7月7日、リッテル・ディアス駐日パナマ大使は、国会議員との関係強化の目的の下、野上浩太郎参議院議員へ表敬訪問をしました。
冒頭、ディアス大使はパナマの海洋政策についてプレゼンテーションを行った4 月27日の海事セミナーへの野上議員の参加に対しお礼を述べました。
続いて、パナマ運河拡張工事の近況について、今年6月に新しい水門の放水が開始されたこと、そして新水門のオペレーション開始が2016年4月に見込まれている旨を説明しました。また、パナマ都市交通3番線整備計画について、プロジェクトに係る融資及び建設事項に関し、パナマ・日本の両政府が協議を重ねている現状について説明をしました。
それを受け、野上議員からは、2014年6月に国土交通副大臣としてパナマ運河拡張工事の現場を訪れ、ロベルト・ロイ運河担当大臣兼メトロ庁長官及びホルヘ・ルイス・キハーノ運河庁長官と会談したことについての報告がありました。
野上議員は、2017年より開始見込みのアメリカ合衆国からの天然液化ガス(LNG)の輸入がパナマ運河を通じて行われることについて触れ、パナマ運河拡張の重要性を強調しました。同様に、海洋政策においてパナマが日本にとって重要であることを鑑み、国土交通省海事局、パナマ運河庁並びにパナマ海事庁の関係局間で行う『海事政策対話』を設置したことについても言及しました。
野上議員とディアス大使は様々な分野において両国が更なる関係強化を目指していくことで同意しました。