2015年12月4日、リッテル・ディアス駐日パナマ大使兼総領事は、日本海運集会所にて同会員向けに、パナマにおける海事ポリシーとパナマ運河の最新情報についてのプレゼンテーションを行いました。
海事ポリシーについては、パナマ海事庁が遂行中のサービスの現代化や刷新政策、また、手続きに係る時間や費用の削減を目指して新たに導入されたパナマ免状の新しい電子申請システムなどについて説明しました。
また、パナマ船舶の拘留件数の少なさが評価され、東京MOU、パリMOU、米国沿岸警備隊などの主なホワイトリストに掲載されている旨を報告しました。
船舶登録に関し、在東京パナマ総領事館担当スタッフ秋野智子氏より、パナマ海事庁が提供するディスカウントポリシー(割引制度)についての説明があり、新たに導入された環境配慮を付した船舶(Green Ship) への特別ディスカウントについても言及しました。
他方で、パナマ運河拡張についても触れ、今夏発見された新閘門のひびについては現在修繕中で来年1月終了見込みであること、そして来年4月の拡張部運行開始が見込まれている旨を伝えました。
当プレゼンテーションには、海事、物流、貿易関連企業や機関から45名以上が聴講参加しました。
プレゼンテーションに続き、ネットワークレセプションが開催され、参加者たちはディアス大使やSEGUMAR東京オフィスのスタッフと意見交換を行いました。