2016年6月28日パナマ大使館は、パナマ運河拡張部開通に際し、この記念すべき歴史的出来事を当館へ日頃から協力をして下さっている方々と共有すべく、パナマ運河写真展を開催しました。
セルバンテス文化センターで行われたこの写真展には、パナマ運河が最初に開通した1904年から最近終了した拡張工事に至るまでのおよそ40枚の写真が展示されました。また、6月26日にパナマで行われた拡張部開通式典の最中に大西洋側アグア・クララ閘門を通航した最初の船舶の様子もビデオで放映されました。
写真展冒頭、セルバンテス文化センター館長のアントニオ・ヒル・デ・カラスコ氏は開会の挨拶の中で、パナマ大使館と当センターがラテンアメリカの文化を広めるべく、良好な関係を築いていると述べました。
続いて、ダビッド・デ・レオン臨時代理大使は、パナマでの式典に参加したリッテル・ディアス駐日パナマ大使のメッセージを伝え、パナマ運河拡張が物流、エネルギー市場、港湾施設など様々なセクターにもたらすであろう影響について言及しました。
羽尾一郎国土交通省海事局長は、100年以上に渡る両国の外交関係について述べ、とりわけ1904年から1911年にかけてパナマ運河の掘削作業に携わった唯一の日本人・青山士について言及しました。
続いて黄川田仁志外務大臣政務官は、パナマと日本における良好な経済関係について触れ、今年4月のフアン・カルロス・バレラ・ロドリゲスパナマ大統領の来日の際、パナマ首都圏都市交通3号線整備計画のための円借款に係る書簡交換が行われたことを説明しました。
最後に赤枝恒雄衆議院議員より、拡張後の運河の更なる成功と繁栄を期待して乾杯の音頭がありました。
イベントには国会議員、各国駐日大使や外交官、企業関係者やメディア関係者を含む120人以上が参加し、パナマ風チキンライス、ビーツ入りポテトサラダ、エンパナーダ、ソーセージの煮込みやプリン、パナマラム酒などのパナマ料理を楽しみました。