2017年5月22日、パナマ海事庁ホルヘ・バラカット長官が日本へ来日し、駐日パナマ共和国大使館及び在東京パナマ共和国総領事館の協力の元、様々な海事関連機関を訪問しました。バラカット長官率いるデレゲーションには、フェルナンド・ソロルサノ商船局長、アルセニオ・ドミンゲスIMO(国際海事機関)パナマ大使、リサ・ベロカルSegumarパナマチーフ及びミリアム・ロドリゲス パナマ海事庁広報室副室長が同行しました。
デレゲーションは日本郵船株式会社, 株式会社商船三井、川崎汽船株式会社の3社、並びに日本船首協会(JSA)を訪れました。その後、パナマ船籍100周年記念イベントの一環として行われた海事セミナーで、バラカット長官はパナマ船籍の歴史を遡る記念スピーチを行いました。
他方、ドミンゲス大使より、今年9月より施工される船舶バラスト水及び沈殿物の管理及び管理のための国際条約についての報告が行われ、続いて、ベロカル女史よりオンラインで作成されるE-Certificateに関するプレゼンテーションが行われました。この革新的なシステムの導入により、必要書類発行に係るコストと時間の削減が期待されます。
来日の初日は、セミナーに続くレセプションで幕を閉じました。レセプションでは、日頃のパナマ船籍の貢献を称え、バラカット長官から日本郵船株式会社, 株式会社商船三井、川崎汽船株式会社の3社に対し表彰状が授与されました。
またバラカット長官は、全ての所有船をパナマ船籍登録しているロイヤルティーに感謝し、株式会社同和ラインへも表彰状が授与されました。開会の辞の中でバラカット長官は、パナマ船籍を信頼し、世界No.1へと持ち上げてくれたことに対し、深い感謝の意を述べました。
セミナー及びレセプションには、船舶業界からの出席者が100名以上参加しました。