2018年7月18日、リッテル・ディアス駐日パナマ大使は、荒川知水資料館の開館20周年として公式訪問をしました。同資料館は、本国パナマ運パナマ運河両洋博物館と2000年に姉妹館協定を締結しています。
ディアス大使は荒川知水資料館がある北区 花川與惣太区長、および同資料館 荒川泰二所長、また同地域の小学生らに迎えられました。
花川区長は、大使ディアスの訪問に感謝の意を表すと同時に、パナマと日本の歴史には、1904年から1911年にかけてパナマ運河建設に貢献した日本人技師、青山士(あきら)の深く関わっており、両国の架け橋となっていることについてお話をされました。
続いてディアス大使は温かいお迎えへの御礼を述べ、同資料館が北区区民にとって、パナマ運河、また荒川に関連する情報収集の場としていかに重要なであるかについて言及しました。
挨拶の後にディアス大使は、青山士氏の記念碑に献花を行いました。
ディアス大使はその後、同資料館内のパナマ運河建設、及び青山士氏の貢献についての展示を視察しました。この展示では、青山氏がパナマ運河建設時に学んだ運河構造が、以前荒川の氾濫により都内で頻繁に起きていた洪水を防ぐために適用されたか、という歴史も説明されています。
最後にディアス大使は、北区区長と同資料館所長と会合を行い、開館20周年に対する祝辞を述べ、同博物館はパナマ・日本両国をつなぐ重要な歴史的かつ文化的シンボルであると話し、会を締めくくりました。