2015年4月30日、天皇への信任状捧呈を機に、リッテル・ディアス駐日パナマ大使は日本船主協会会長兼川崎汽船株式会社会長の朝倉次郎氏と協会の役員の方々より表敬訪問を受けました。
ミーティングで朝倉会長はパナマ大使館の日本海運業界に対するサポートに謝意を表しディアス大使へ記念品を贈呈しました。
2015年4月28日、リッテル・ディアス駐日パナマ大使は、パナマ共和国の駐日特命全権大使としての信任状を天皇陛下へ捧呈しました。それを記念し、同日にパナマ大使館主催のカクテルパーティーを実施しました。
パーティーには、各国大使、外務省関係者、国会議員、重要な日本企業や団体の役員の方々等、80名以上の招待客が出席しました。
ディアス大使は、ご出席の皆様に対し、大使館へのご支援を心より感謝するとともにパナマと日本の両国関係をより一層強固なものにしていきたいと述べました。
2015年4月27日、海事振興連盟主催のセミナーが海運ビルで開催され、リッテル・ディアス駐日パナマ大使が、パナマに関するプレゼンテーションを実施しパナマの海事政策や、海運業界へ技術的サービスを提供するSEGUMAR/セグマルオフィス(パナマ海事庁商船局海事保安部門)の愛媛県今治市への新設等を含めたパナマの概況について話しました。
また先月8日にはホルヘ・バラカットパナマ海事庁長官が来日し、アジア太平洋地域における寄港国船舶検査等を支援する公益財団法人東京エムオウユウ事務局を訪問の上、パナマの東京MOUへの加盟申請書を提出したことについても言及しました。
このセミナーには、およそ100名の海事振興連盟の会員(海運業界に関係する国会議員の方々や、国土交通省、防衛省の代表者、日本船主協会の役員の方々、海運業界の企業や団体等含む)が参加しました。
このプレゼンテーションを通して、より良いサービスを顧客へ提供すべく技術水準の向上に取り組んでいるパナマ船舶登録をPRすることができました。
2015年4月6日〜8日、東京で開催されたパナマ運河諮問機関会議に出席するため、ホルヘ・バラカットパナマ海事庁長官が来日しました。
来日中、バラカット長官は、日本の重要な海事関連企業である川崎汽船株式会社、日本郵船株式会社、株式会社商船三井、そして日本船主協会を訪問し、パナマ船籍のご愛顧に対し謝意を表するとともに、フアン・カルロス・バレラ政権下での新しい海事政策について報告をしました。
また、海運業界に対する技術サービスの品質維持を目的に世界各地に設置されているSEGUMAR/セグマルオフィス(パナマ海事庁商船局海事保安部門)の新しい出先事務所が愛媛県今治市に開設される件に関しても報告をしました。
海事専門新聞を発行している海事プレス社によるインタビューでバラカット長官は、パナマ船籍に関わる業務運営の透明性や品質向上を含めた今後のサービス拡充の展望について説明しました。
国土交通省とのミーティングでは、パナマ日本両国間の海事協力強化だけでなく船籍運営の世界的水準向上についても尽力していく旨述べました。
またこの来日中にバラカット長官は、アジア太平洋地域における寄港国船舶検査等を支援する公益財団法人東京エムオウユウ事務局を訪問しました。長官はパナマの東京MOUへの加盟申請書を手交し、岡田光豊顧問により受理されました。現在、パナマはその船籍運営水準の高さから東京MOUのホワイトリストに掲載されています。
これらのミーティングには、リッテル・ディアス駐日パナマ大使、サムエル・ゲバラセグマル東京オフィスチーフ、在京パナマ総領事館の職員が同行しました。
2015年4月6日~8日、東京で初めてパナマ運河の諮問機関会合が行われ、ロベルト・ロイ運河担当大臣、ホルヘ・ルイス・キハーノパナマ運河庁長官、ホルヘ・バラカットパナマ海事庁長官、ホセ・アントニオ・ドミンゲスインフラ及び運河担当委員長、そしてパナマ運河諮問委員会、取締役会のメンバーが会合に参加し運河のサービス向上を目的に様々なテーマについて話し合いました。
諮問機関会合に並行してロベルト・ロイ運河担当大臣兼メトロ庁長官は堂道秀明国際協力機構(JICA)副理事長と、衛藤征士郎衆議院議員及び日本パナマ友好議員連盟会長へ表敬訪問を実施し、パナマシティ地下鉄3号線の融資、両国の政治的関係強化についてそれぞれ話し合いました。
一方ホルヘ・ルイス・キハーノパナマ運河庁長官は、国土交通省や日本船主協会(JSA)とミーティングを実施し、運河の通航料や拡張工事の進捗状況について報告をしました。
2015年3月29日から31日にかけ、ドゥルシディオ・デ・ラ・グアルディアパナマ経済財務大臣がイヴァン・サラック経済副大臣、及びサンドラ・シウ経済財務省公的債務局長代理と共に来日し、パナマ首都圏都市交通3号線建設計画の融資について協議すべく、日本の関係機関を訪問しました。
一行は、岸田文雄外務大臣、関芳弘経済産業大臣政務官、菅原一秀財務副大臣への表敬訪問を実施し、また、田中明彦JICA理事長や衆議院議員で日本パナマ友好議員連盟会長でもある衛藤征士郎氏も訪れました。
「パナマ首都圏都市交通3号線整備計画」に関しては,双方は,モノレール方式の3号線計画への円借款の活用を両国政府が前向きに検討していることを確認しました。双方は,可能な限り早期に最終的な結論に達するべく,日本・パナマの両政府で,3号線計画の具体的な資金調達形態を含め,詳細な検討を加速していくことで一致しました。デ・ラ・グアルディア大臣は,3号線計画に日本の技術を活用することへのパナマ側の強い関心を表明し,岸田大臣はこれを歓迎しました。
また,デ・ラ・グアルディア大臣は,3号線計画のために建設される運河第4架橋に関し,2013年5月のパナマ政府の要請に応じて実施したJICAの協力準備調査その他の日本政府の協力につき謝意を表明するとともに,同橋梁の建設のため,パナマ国内法の下で一般国際競争入札を実施するが,同国の社会・財政責任法が求める財政規律を遵守するため,円借款以外の資金調達方法を追求するとのパナマ政府の決定を伝達しました。これに対し,岸田大臣は,日本政府はパナマ政府の決定を尊重する旨述べました。