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ポジェラ

ポジェラはパナマの伝統的な女性用の民族衣装です。スペインによる植民地時代に伝わりました。ブラウスとロングスカートが基本ですがパナマのものはスペイン由来のものとも違う、また他のラテンアメリカの国々とも違う独自の特色があります。それは多様な色彩と刺繍が施してあるという点です。その複雑なデザインの作成にはおよそ8カ月かかるものもあります。またブラウスには宝石があしらわれ、頭には亀の甲羅で作ったコームに淡水パールを散りばめた髪飾りを付けます。

女性達はカーニバル、地元のイベント、街のお祭りなど特別な行事などの際ポジェラを着用します。この手の込んだデザインにより国際的な賞を受賞した事もあります。文化の面からも重要とされパナマでは毎年7月22日をポジェラの日とし、お祝いしています。

フォーマル・モントゥノ

これは男性用の民族衣装でお祭りや国のお祝い事またはパナマの民族舞踊をお披露目する際にポジェラを着た女性と踊る時に使用される衣装です。

白い襟の閉まった長袖シャツと黒い長ズボン、ソンブレロピンタオという黒いラインの入った独特な麦わら帽子、チャカラと呼ばれる小さなバックを身体の左側に斜め掛けにし、チネラスという黒と白のシューズと履きます。

モントゥノ・オクエーニョ

モントゥノ・オクエーニョは男性用のカジュアルなモントゥノです。コトノアというシャツにチンゴというひざ丈のパンツを合わせます。このタイプのモントゥロは襟の部分、肩、前身ごろ、袖口と下部の縁が鮮やかな色使いで刺繍がしてあります。刺繍の模様が花や動物を形取った幾何学模様でズボンのチンゴにも同じような刺繍がされています。装飾品は白い麦わら帽子（ソンブレロティピコ）とクタラスというサンダル、長い剣を入れるレザーケースです。

モントゥナ・オクエーニャ

モントゥナ・オクエーニャは女性用のカジュアルな衣装で、エレラ州のオク町の女性が着用します。刺繍が施されたブラウスと白いラインで3段階に縁取られたロングスカートが特徴的です。またイヤリングやビーズのネックレス、生花で飾られた白い帽子も装飾品として用いられます。

グナ

サンブラス諸島周辺に住むグナ族は、日常生活からインスピレーションを受けデザインされた動物などのモチーフの手作りモラが前後に施されたブラウスにスカートを着用しています。そして赤のスカーフを頭に巻き、ゴールドのアクセサリーを腕と足に付けます。

 ノベ・ブグレ

ノベ・ブグレ族の女性はカラフルな素材で作られたゆったりめのガウンのような服を着ています。襟、袖、ウエスト、すそのあたりに幾何学模様の刺繍がしてあります。そして首もとにはチャキラと呼ばれるカラフルなネックレスをしています。